
先日の歯石取りで、向かって左上の犬歯が抜けてしまったきゅうちゃん。
噛み合わせが悪くなり、上の唇が奥まって、下の犬歯があたってしまいます。結果上の唇に穴が開いて、時折その穴に下の犬歯が収まって、自前のピアスの様になっています。

最初なぜ穴が開いているんだろう?と思い、犬歯があたっていると解ってちょっとショック!
対処の仕様があるとすれば、多分下の犬歯を削るぐらいだと思います。
若いのに可哀想に、と思うのですが本猫は元気でいます。膿んだりしたら困るけど、今のところその様な事もなさそうですし、先生に相談してもきっとなす術ナシだと思う・・・
考えようによっては、人間だってわざわざ唇に穴を開けてピアスをつけるからそれと同じと考えればどうって事ないか??きゅうちゃんだったら似合うかも?!な~んて、考える事にしました。
気が付いた時は、極力犬歯を口の中に治すようにしていますけどね。
ところで少し話は飛躍しますが、犬や猫は、自分の障害や不具を嘆いたりいじけたりしません。そんな事で落ち込んだりもしません。どんな事があろうが、ただ現在を生きる事だけしか考えていません。
だからって、「苦しくても頑張ってる、飼い主としてはどんな事をしても生きさせねば」と言うのは何か違うと思うけど、息をしている間は自ら死にたい等と考えずにただ生きている。
それを強さとか、頑張っているんだと言うのもなんか違うと私は思いますし、長引く苦しみがあったら、終わらせてあげるのも愛情だと思う方です。
それ以前の身体的な障害などを考えると、人はすぐ他人と比べて嘆き、いじけ、そして落ちこむけど、彼らはそれがない分何と、サバサバしているんだろうと思うことがあります。
もし末期癌で幾ばくもないとしても、人間はそれを告知され、よしんば告知がなかったとしてもうすうす感じ、嘆き苦しむ。でも彼らにはその様な精神的な苦しみがないのです。
はっきり言ってもっと生きたい!などとも思わないでしょう。
そういう次元のものではないからです。
そういうのを『無我』と言うのではないでしょうか?!
言ってみれば執着がないのです。私たち人間は、そういう彼らから教えられる部分が多いと思います。
って、きゅうちゃんの唇の穴から、全然話が飛んでしまいましたね~~!
スポンサーサイト