Mという職員は処分に携わっているそうですが、最後の最後でこんな情けもヘッタクレもない人に、ガス室に押し込まれるかと思うとたまらない気分です。
以前私たちのグループに清水の動物管理センターに勤めていた獣医さん(女性)がいらしたのでお聞きした事があります。
「実際にどうなんでしょう?!やっぱりアウシュビッツのような悲惨な現場なんでしょうか、最後の場所は?」
というと彼女は、
「実際の処分より、その前の抑留されている間の方が悲惨です、それを考えるとアウシュビッツの方がましかもしれません。」と、思いがけないお返事でした。
多分それは、一日ごとに死に近い部屋に移動する犬達のことだと思うの(その頃猫はもっと早く処分されてたから)ですが、その間弱い犬も強い犬も小さい犬も大きい犬も考慮される事なく同じ部屋に入れられ、不安に縮こまる物、殺気立って凶暴になる物、全て一緒くたにされ、その中は修羅場と化し、何の同情も関心も愛情ももたれないまま

そのお話をお聞きしたのはかれこれ5年ほど前です。
その後彼女は私たちのやっている事と、自分の職場とのギャップからか、グループから抜けられました。
あれから5年がたちましたが、現場も少しは良い方向に向かっているでしょうか。職員Mさんの返答をお聞きし、又暗い気持ちになってしまいました。

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